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ホームネットワーク
近い将来、ホームサーバーと呼ばれるコンピュータを中心にパソコンやテレビはもちろん冷蔵庫や電子レンジといった家電製品などもたがいにネットワークで結ばれることになります。

 最近あるメーカーが発表した液晶テレビは、インターネット機能をもち、しかも、無線でつなぐことにより、画面(モニター)部分を取り外して家のどこにでも持ち歩いて、好きな場所でテレビやビデオを見たり、ネットサーフィンやメールチェックをしたりすることが出来ます。モニターにはタッチパネルを搭載し、ワンタッチで様々な操作が可能になっています。テレビのチャンネルを切り替えるのと同じようにインターネットや電子メール、電子アルバムを楽しむことができます。ホームネットワークの先駆けとなる可能性をもった機器であるということができるでしょう。

ホームネットワークは、光ファイバー等の高速回線でインターネットに接続されることになるでしょう。このことにより、たとえばリビングにいながらにして公共施設や海外旅行の予約が行えるといったサービスを利用することができたり、世界中のいろいろな国の商品をショッピングすることなどもできるようになるでしょう。また、携帯電話を通して外出先からビデオやエアコン、冷蔵庫などの機器を操作することも出来るようになるでしょう。高速の光ファイバーを一般家庭にまで引き込む「FTTH(Fiber To The Home)」という技術が確立され、この10月から世界で初めて東京で試験サービスがはじめられます。来年4月には正式サービスがはじまる予定です。このようにIT=情報技術によって私たちの家庭も大きく変わっていこうとしています。

 私は今までIT革命についてほとんど何も知りませんでしたが、今回調べてみて将来私達の生活がどのように変わっていくのかということがよくわかりました。今でこそ各家庭にテレビや電話があるのが当たり前ですが、昔の人はこんなこと予想もしていなかったと思います。それと同じように今の私達の生活にコンピュータが入ってくることによって、今では考えられないような便利さに変わっていくなんてとても考えられません。でもそれは、私だけではなく誰もが未来の生活なんて予想がつかないと思います。私は、今の家庭の状況が変わっていってしまうのが楽しみな半分、便利になりすぎて人と接する時間が無くなってしまうのではないかという不安も半分あります。未来の生活がどのように変わってしまうのかはわかりませんが、どんなに便利になってもコンピュータばかりに頼らず、自分の力で出来ることは自分でしていきたいと思います。
Bluetooth
家電をどうやってつなげるか? →コードではじゃまだし、わずらわしい。そこで、無線で解決! 無線で家電などのいろいろな機器をつなぐための規格が必要となります。それが「Bluetooth」といわれるものです。ブルートゥースとは、10世紀にデンマークとノルウェーを統合したバイキングの王様の名前で、情報技術と通信技術を融合する新技術という意味を込めて付けられたそうです。

 テレビ等のリモコンに使われている赤外線ではなく電波を使うので、機器の間に障害物があっても、ほとんどの場合、通信が可能です。例えば、デジタルカメラで撮影した画像を、デジタルカメラに触れることなく、携帯電話側の画面で確認し、電子メールで送ることができるし、携帯電話で受けたメールをプリンターに送信し印刷するといったこともできます。また、携帯電話に様々な家電機器の操作信号を覚え込ませて、一台で家庭内の機器すべてを操作できるリモコンに変身させることもお手のものです。室内にいるときは直接、外出時には電話とアダプターを介して間接的に、エアコンのオンオフやビデオ録画のセットができます。

 「Bluetooth」に対応した製品は、日本のメーカーがその第1号を世界に先駆けて発売をはじめたばかりです。本格的に普及し始めるのは来年以降になります。私たちの生活を便利にしてくれるいろいろな機器が、「Bluetooth」によって互いに通信し合い、協力し合うことにより、どのようなことが実現されるのか、今から楽しみです。

 私がこのことを調べて思ったことは、こんなものができたら今暮らしているよりもっと楽な暮らしができるんじゃないかな?ということです。時がドンドン過ぎていくにつれていろいろなものが発明されていますが、この先どんなものが出てくるのか私はとても楽しみです。